あなたの会社やお店の目標設定は大丈夫ですか?
振り返りましょう
恐らく皆様はこれまでに、売上・客数・会員数・コスト削減等、様々な目標を掲げ、その目標達成のために沢山の努力をされてきたと思います。
そして、目標を達成できたものもあれば、達成できなかったものもあるでしょう。
更に、達成できなかった目標の中に、「全くモチベーションが上がらなくて(維持できなくて)、目標達成ができなかった…。」というのもあったのではないでしょうか?
目標設定の根本的な問題とは?
目標を決めてもモチベーションが上がらないのは、あなた自身に問題がある訳ではありません。
問題は、そもそも目標設定の仕方が間違っていた可能性が大いにあります。間違った目標設定をしていたら、そのモチベーションが上がらない(維持できない)のは当然のことです。
更に困ったことに、間違った目標設定を行ってしまった結果、
『目標を立てても全くやる気が出ない自分はなんて駄目なのだろう…』
と自分を責めてしまうことや、
『自分は目標を決めても達成できない駄目な人間なのでは…』
と自らレッテルを貼ってしまうことに陥る可能性があります。
この様なことを繰り返してしまうと、何事に対しても「どうせ駄目だ…」と、最初から諦めて目標に対して臨む姿勢となり、モチベーションも上がらず結果も出ないという悪循環に陥ってしまう危険性があります。
クイズで考えてみましょう!
今から簡単なクイズを出題します。一緒に考えてみましょう。
A中学校・3年生の国語の授業が終わったところです。国語担当の先生は、
「それでは皆さん、明日の国語の授業は教科書の20ページから行います。課題として教科書を読んできてください。20ページからできるだけ沢山読んできてください。」
と課題を出しました。
同じく、B中学校・3年生の国語の授業が終わったところです。国語担当の先生は、
「それでは皆さん、明日の国語の授業は教科書20ページから行います。課題として教科書を読んできてください。20ページから25ページまで行いますから、必ず読んできてください。」
と課題を出しています。
あなたなら、どちらの課題の方がやる気がでるでしょうか?
クリアできる目標が必要
恐らく読者の多くの方が、B中学校の国語の先生だと、直感的に感じたのではないでしょうか?
A中学校の国語の先生の場合、「できるだけ沢山やってください」と指示し、どこまでと範囲を指定していません。
つまり、どこまでやれば良いか分かりません。やっても終わりがないということは、「目標が明確ではない」ということになります。
結果、終わりがないため、なかなかやる気が起きず、最初はやる気だったものが、長続きしなくなるのです。
一方、B中学校の先生の場合、範囲を限定しています。
つまり、出された課題の目標が明確で、達成できる可能性を感じさせやすいものとなっています。
よって、B中学校の先生の方がやる気がでるのです。
目標設定のポイント学びましょう
モチベーションを保つための目標設定として大切なことは、「具体的」で、尚且つ「達成可能(実現可能)」な目標であることが大切です。
目標=具体性+可能性
①目標は具体的に立てる
②達成可能な目標にする
③目標に期限も設ける
④最後に魅力的な目標か?を考える
目標を立てたら必ず、その目標は「是非とも達成したい!」「是非実現したい!」と思える魅力的なものか?否か?自分自身に問い掛けてみましょう。